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貴方を思い出すと私は哀しい

呉西しの さんが、綴ったり綴らなかったり。ノベルとか小説とか書いています。御用の方はonisisino@gmail.com まで。HP: http://onisisino.xyz

32.5綴り 日記

短編 物語

半分がノンフィクションです。
いや、でも全てフィクションかもしれないけれど。


 
 
今日はエステティシャンをしている友人の元に訪れた。
私はずっと訪れるのを渋っていたのだが、友人に訳もいえず、ずっとのらりくらり避けていた。
しかし彼女の事が好きで、あまりにも断り続ける事に私の小さな良心が痛んだ。
もうどうにでもなれという気持ちで、やっと決心がついた次第である。

 
 
エステは好きだ。
すぐに効果が現れるし、何より気持ちいい。
彼女と出会ったのは、ある飲み会だった。
初対面でエステが好きだというと会話が弾み、後に彼女がエステティシャンと知り、私は頭を抱えたのだ。



私は彼女の店に着いて早々に、部屋の明るさをチェックした。
オレンジ色の照明が薄暗い部屋を照らす。
まぁ、これくらいなら大丈夫だろうと思った。


エステが始まる。


仰向けになって、首筋、デコルテ、腕、お腹……と段々下へ降りていく。
控えめに言っても気持ちいい。
次はうつ伏せになり、彼女の小さくて柔らかな手が私の背中に触れて、ひたりと止まった。


「この傷……」


彼女はそう呟いて、そこから数秒、喋らなかった。
気持ちよくてウトウトしていた私の目が冴える。

 
 
 
 

明日へ続きます