貴方を思い出すと私は哀しい

呉西しの さんが、綴ったり綴らなかったり。ノベルとか小説とか書いています。御用の方はonisisino@gmail.com まで。HP: http://onisisino.xyz

雑記 私が私を許せる日

雑記

 

東京から大阪に戻ってきて、案の定といいますか、風邪をひいてしまいました。

あの日はとにかく、朝からツイていなくて……。

即売会自体はかなり楽しく、成功したのがなによりもの救いです。

ツイていない話は(あまりにも暗すぎるため)置いておいて。

 

即売会ではいろいろな人と話すことができてよかったです。

お仕事の紹介や、お友達の紹介、担当さんにも会うことができてかなり有意義に過ごせたと思います。

東京の参加は二回目になるのですが、以前購入いただいた方がリピート買いしてくださったり「おもしろかった」と目の前で言ってくださるのは、胸が熱くなるほど嬉しかったですね。

 

今回は合同誌も作らせていただいて……。

言い出したのは私なのに、凄くお二人とも協力的で支えられてしまいました。

できあがった作品は、私が好きな作家さん二人という贔屓目を抜きにしても最高の出来でした。来年も作りましょうと言ってもらえて嬉しかったです。

縁は大事にしたいなと思います。

 

お昼の時。

某所で一緒にお仕事させていただいた方とカレーを食べました。

食べながらお仕事の話を主にして、新しいメディアの話だとか意見交換をさせていただきました。

その時に私が「やはり賞を受賞して単体で大きなところと契約したいです。書籍化作家としてゆくゆくはやっていきたいと思っています」と言うといろいろ助言いただきました。

その中でも、時代が変わってきているから~とお話頂いた時、何か心に引っかかるものがありました。自分の中でずっとモヤモヤしていた黒いかたまりに釣り針が刺さったような感じです。

 

帰る時。

合同誌に参加してくださった方と途中まで一緒にいたのですが、先の話になりました。

その時にも私は「入賞は嬉しかったし、書籍化もとっても嬉しかったけれど、大きな賞をとって単体で~」と口にしました。

その方は「でも書き始めた時のしのさんより、入賞もしたし、今はいろいろなところからお仕事も貰えているし……。以前のしのさんが今のしのさんをみたら十分満足できるんじゃないですか?」と言ってくださいました。

その時に、さらにモヤモヤがジクリと痛みました。

 

時代は確かに徐々に変わっていて……。

電子化やアプリの読み物が増えてきました。

友人の友人である書籍化作家さんも出し続けるのが大変だと聞くし、私の「書籍化作家になりたい」という夢は、ある意味時代の流れに抗うことになっているのかもしれません。

成し遂げることも狭き門で、通れたとしても続けていくことが大変で。

ただ執筆するだけでも大変なのに、終わりのないマラソンです。

 

確かに私自身も、仲のよい方にしか言いませんが営業活動や売り込みは結構行っています。そのどれもが電子上のお仕事です。

確かにそれは時代の流れに沿った、需要のあることです。

ありがたいことにゆっくりですがお返事をいただけています。

でも、それでもやはり「書籍化作家になりたい」のです。

時代に抗っても、伝えたいことや書きたいことがたくさんあります。

なにより、私が書くことが楽しいと感じているのです。

そして、あさましくも誰かの家の本棚に飾られたいと思ってしまいます。

いい本だ、おもしろい、悲しい、嬉しいと静かに思ってもらいたい。

電子上ではなく、紙で。

 

自分の欲深さに気付きました。

本当は入賞していた時に気付いていました。

今まで賞をとっていないという劣等感ばかりがありました。

けれど入賞してもそれが消えることはなかったです。それが自分の中でずっと違和感でした。

常に自分を許せない気持ちが付きまとっていました。

きっとずっと自分を許せないんだと思います。

次へ次へ進んでいかないと、夢を大きくしていかないと自分を保てなんだと思います。

それは時に苦しいですが、たまに振り返ると成長や、いろいろな人の声を思い出して泣きそうになります。

いろいろなことは性質上忘れてしまいますが、作品に対するコメントや感想は心にしまっています。

また私の名前をどこかで見かけた時、感想をくれた人たちが喜んでくれるような私でいたいです。

 

私が私を許せる日は多分一生ありません。だからこそその時の最大の力を出して作品を手掛けていきたいし、努力していきたいです。

イムリミットはあと四年。

がんばります。